ルームミラータイプのドラレコは「デジタルルームミラー」や「スマートミラー」とも呼ばれていますが、スマホ並みの操作性を備えたタッチパネルディスプレイやカメラ性能の飛躍的な向上により、人気のカー用品として装着するユーザーが増えています。
もちろん肝心のドラレコ性能はいろんなユーザーの口コミ評価をみても、別付タイプのドラレコに勝るとも劣らないものとなっています。
ドライブレコーダーとしての性能の高さに加え、近未来感も人気のデジタルルームミラー(スマートルームミラー)を実際に使って感じたデメリットやメリットと、デジタルルームミラーを選ぶ際に押さえておきたいポイントなどを紹介します。
こんな疑問を持っている人におすすめの記事ですヨ♪
・ルームミラータイプのドラレコって使えるの?
・リアカメラはバックカメラとして使える?
・デジタルルームミラーのデメリットやメリットは?
・おすすめのデジタルルームミラーはどれ?
ルームミラータイプのドラレコって使えるの?
ルームミラータイプのドライブレコーダーで一番気になるのは、そもそもドライブレコーダーとしての機能は使えるの?ってことですが、結論から言えば十分使えます。
まずは実際の前後ドライブレコーダーの録画動画をご覧ください。
トンネル内でも瞬時に明るさを補正して最適な状態で映像を録画します。
後続の車のナンバープレートも鮮明に録画できています。
前後ともにリアルタイムに高画質な録画ができてドライブレコーダーとしての性能はバッチリですね!
リアカメラはバックカメラとして使える?
デジタルルームミラーのリアカメラは、付属の配線コードをバックランプ等のリバース信号に接続することでバックカメラとしても使うことができます。
バックカメラはリバース信号を検知すると視点が自動的に下がるとともにガイドラインが表示されます。
純正のバックカメラのようなハンドルの操作ラインは表示されないことと、若干距離感が実際と異なる感じはありますが、慣れれば実用上は問題なくバックカメラとして使えます。
デジタルルームミラーのデメリットとメリット
ドラレコ性能は前後ともに必要十分な画質が確保されていて、バックカメラとしての機能も申し分ないデジタルルームミラーですが、実際に使用してみて感じたその他のデメリットとメリットは以下の通りです。
・近未来感が味わえる
・夜間は肉眼よりも明るく見える
・タッチパネルの反応もスマホと同レベル
・リアは通常死角になる範囲も確認できる
・GPSで位置情報も記録される
後方の距離感が実際と異なる
デジタルルームミラーはリアの映像をカメラを介してルームミラーに映しますが、ミラーに映る映像は実際の映像より小さく映ります。
距離感でいえばカメラ映像の方が遠く感じるため、後続車と距離があるように見えますが実際はかなり近い距離にいる状態です。
したがって車線変更などをする場合はルームミラーに写ったカメラの映像を鵜呑みにせず距離感に慣れるまでは必ず目視で確認するようにしましょう。
カメラの映像と実際の距離には差があるんですね
後付け感が満載
後付けのデジタルルームミラーは、既存のミラーの上に被せて取り付けることになりますが、この状態ははっきりいって後付け感満載です。
取り付け自体も付属のゴムバンドで純正ミラーに固定するので車外からみたらゴムバンドが結構目立ちます。
ただ車室内からは全くゴムバンドでの固定状態はわからないので、このあたりは車外からの見栄えも気にするかどうかの問題だともいえます。
取り付けの耐久性がやや気になる
後付けであるがゆえに、取り付け状態の耐久性はどうなの?というのも気になるところです。
ゴムバンドの固定である以上、ゴムの経年劣化による弾性低下は免れませんし、夏場の高温に耐えられるのか?といったところも未知数です。
固定用のゴムバンドは予備があれば安心なのでそのあたりは改善をしてほしいところです。
’2021更新情報
最新のモデルでは予備のゴムバンドが付属しているモデルもあるようです。なお装着から約1年経過し、真夏の炎天下でも使用しましたが本体はもちろんゴムバンドも全く問題なくミラー本体を保持できており、夏場の高温によるゴムバンドの劣化は認められませんでした。
配線処理が必要
これはもう後付けの電装系のカー用品の宿命ですがシガーソケットや直接ACC電源を取る場合でもドラレコなどの電装用品へ電源を供給する配線が必要になります。
特にドライブレコーダーなどのフロントウインドウに取り付ける電装品の場合、配線の処理をきちんとしておかないと運転中の視界やハンドル操作の妨げになる恐れもあり大変危険です。
また見栄えの観点からも配線はクリップなどで目立たない&運転の邪魔にならないように処理しましょう。
昼間の映り込みが気になる
デジタルルームミラーはモニターをONにしている状態だとミラーとしての機能ではなく前後カメラのモニターになりますので、モニター画面に周りの風景が映り込むことになります。
夜間や薄曇りの日、夕方など周りが暗い時には映り込みはほとんどありませんが、晴れた日の日中などの周りが明るい時はモニターへの映り込みが強くなります。
この映り込みはデジタルルームミラーの販売元も認識しているようで、映り込み防止フィルムも付属していますが、ぶっちゃけ期待するほどの効果はありません。
それ以前にサイズがぴったりと合ってないのできれいに貼るのは結構至難の業です。
映り込みに関してはミラーの角度を少し下に向ければある程度解消できますが、それでも気になる場合はモニターをオフにして通常のルームミラーとして使うことをおすすめします。
通常のルームミラーで使用している状態でも前後のドライブレコーダーは録画されています。
夜間のヘッドライトのハレーションが気になる
HDR機能が搭載されていないと後続車のヘッドライトによるハレーションはかなり強いです。
YoutubeではHDR機能を搭載していないモデルでもハレーションが起きていないといったレビューが公開されていましたが大嘘です。
購入するなら絶対にHDR機能が搭載されたモデルを買いましょう。
私自身も購入したデジタルルームミラーの機能には概ね満足していますが、HDR搭載モデルを選ばなかったのは後悔しています。
近未来感が味わえる
では次にデジタルルームミラーのメリットについて紹介します。
まずはやはりデジタルルームミラーならではの近未来感が味わえるという点ですね。
デジタルルームミラーはイグニッションをONすると電源が入ります。
電源が入ってからの起動時には、起動音とともに画面にメーカー名等の文字が浮かび上がります。
この起動時の一連の演出は近未来感を醸し出しており、購入したユーザーの満足度を満たしているといえます。
夜間は肉眼よりも明るく見える
ドライブレコーダーの録画動画のように、トンネル内では瞬時にカメラが明るさを補正してデジタルルームミラーのモニター画面に映し出される映像は、通常のルームミラーを介して肉眼で見る映像より明るく見えます。
街灯のある市街地は明らかに肉眼より明るく鮮明で、雨降りでも水滴に視界を邪魔されないので後方の車のナンバープレートもバッチリ確認できます。
夜間にあおり運転に遭遇してもきちんと証拠を残せますね
タッチパネルの反応もスマホと同レベル
デジタルルームミラーの各種設定はスマホと同様に画面に表示されるメニューで行うタッチパネル方式です。
タッチパネル操作時の感度やレスポンスはスマホと同レベルなのでストレスを感じることはありません。
タッチパネル上のメニューで出来ることは
- 録画解像度
- ループ録画設定
- 録音
- LDWS
- 自動電源オフ
- 言語
- 周波数設定
- Gセンサー感度
- GPS情報確認
- リアカメラの鏡像切り替え
などです。
LDWSは車線逸脱警報ですが、ドラレコの単眼カメラのみで車線情報を検知しているのであまり精度は良くなく、車線逸脱していなくても頻繁に警告音が鳴るのではっきりいって邪魔な機能です。
設定はオフで使うのをおすすめします。
リアは通常死角になる範囲も確認できる
デジタルルームミラーの最大のメリットがこの通常のルームミラーでは死角になる範囲も確認することができることです。
特に左右後方からの2輪車のすり抜けを事前に検知できるのは、事故のリスクを大きく軽減することができますね。
死角からバイクが突然現れてびっくりしたことがあります。それが車線変更や左折のタイミングだったらと思うとゾッとしました。。
GPSで位置情報も記録される
最近のドライブレコーダーはGPS機能を搭載しているのが主流ですが、このデジタルルームミラーのドラレコもGPSを搭載しています。
GPS機能があれば万が一交通事故にあった時も位置情報が記録に残ることと、GPSによって常に正確な時刻を確認できるというメリットがあります。
時計はミラーの右端に表示され、視界の妨げにもならずオーディオに表示される時計よりも鮮明で見やすいので重宝しています。
まとめ
・バック信号と繋げばバックカメラとして使える
・昼間の映り込みは割り切りが必要
・夜間は肉眼よりも明るく見える
・買うならGPS機能とHDR機能が搭載されたモデルがおすすめ
デジタルルームミラーを買うときに抑えておきたいポイント
デジタルルームミラーのドラレコ性能やその他のメリットやデメリットについて理解することができました。私もさっそくデジタルルームミラーをネット通販で購入したいのですが、上記以外にネット購入する際に抑えておくポイントとかありますか?
デジタルルームミラーをネット通販で買うならAmazon一択だよ
デジタルルームミラーの購入にamazonをおすすめする理由
それはずばり返品がしやすいからです。
現在市場に流通しているデジタルルームミラーはそのほとんどが中国製です。
中国国内の複数の企業がamazonや楽天などを通してデジタルルームミラーを販売していますが、例えばセールスページではGPS機能付きでない下位モデルもGPS機能がついているような表現になっています。
これは上位モデルとセールスページを使いまわしているのが理由で、私もGPS機能付きを購入したものの届いたモデルにはGPS機能がないことが判明したのですぐに返品し、改めてGPS機能の付いた上位モデルに買い換えました。
中国製の製品はクオリティは日本製と同等でも、上記のようにセールス内容がわかりづらいとか注文と違うものが届いたり欠品のトラブルも多いので、万が一の時にはすぐに返品可能なamazon経由で購入するほうが安心です。